出会った時から、私が女だってわかってて。

だけど、周りに言うこともせずにむしろ守ってくれてて。

キスしたり、意味わかんないけど……。

いつだって、勇気をくれるんだ。

……支えになってるのは、私の方だよ。

じわっ……っと出てきた涙をそっと拭って、私も部屋に入った。

あ……。


「優心、このパーカー洗って返すから」

ベッドに座ってる優心にそう言った。

さすがに、そのまま返すの悪いしね!

優心
「え?別に洗わなくていいのに」


「気持ち的に私が嫌なの!あと……」