すぐに七聖を見つけて、合流。


「な……じゃねぇ、蘭」

七聖
「あ、優心。なに」


「いや?なんか悩み事とかあんのかなーて」

七聖はあからさまに目をそらし、ふいっとそっぽを向いた。

わかりやすすぎんだろ……。

七聖
「なにもないし」


「ふぅーん……あっそ」

あー……俺って本当にダセェな。

好きな女の悩みも聞けねーとか……。

情けな……。

寮に戻って、部屋に行くまで俺らは無言だった。