世界No.1暴走族・天海朧月 上

たまらなくなって、凪を抱きしめた。


「っ!?蘭……?」


「私はっ、凪のこと弱いなんて思わない!だって凪は男の子だし、仕事もできてるし、私その可愛い顔と中身のギャップ好きだもん!」

目を見開いた凪。

なんだ……海王のみんなにも、それぞれの苦しい過去があったんだ。


「だから、凪は凪らしく生きればいいんだよ。誰が何と言おうと、凪は凪だよ。凪にしかない魅力、あるんだよ!」


「……っ。あぁ、優心たちが抱いてんのはこういうことかぁ」

身体を離すと、私の頬に手を添えた凪。

……?