……考えないようにしてはいたけど、優心とのキスは蜂蜜の味がした。

きっと、一生忘れられないと思う。

……って、なに考えてんだろ。

ホットミルクを用意して、翔悟にあげた。

翔悟
「ん、うっっま!」


「落ち着いて話せそう?翔悟」

翔悟
「実はさ……俺、一人息子だから一応父さんの跡継がなきゃいけねーみたいで」

理事長なのにか……他の人で回せないのかな?

翔悟
「真面目に勉強しろだの族抜けろだのうるせーんだよな」

あれ、でも……。


「理事長やってるのに、そんなことを言うの?お父さんは」