身代わりとして隣国の王弟殿下に嫁いだら、即バレしたのに処刑どころか溺愛されています

「くだらない。平和ボケしたサンザラらしい、浅はかな考えだな」

「ご、ごめんなさい」

ごもっともすぎて、なにも言い返せない。
眉間に皺を寄せて険しい顔をしたエドワードは、顎に手を当てて、なにやら考え込んでいる。どう処罰するのかとか、考えているのだろうか?さっきから冷や汗が止まらない。

そもそも、10日程度は帰って来ないんじゃなかったの?それまでに本物のソフィア様と入れ替われる可能性だって、ゼロじゃなかったはず。
なのに、台無しだ。


私、人様に言えないようなほど悪いことなんてした覚えないのに、なんでこんな目に遭わないといけないのだろう……


「ところで、ニホンと言ったか?おまえの国は」

「は、はい」

「異世界……」

こんな話、信じられないわよね……私だって、未だによくわかっていないし。
果たして、この人はどんな決断を下すのだろうか?だんだん怖くなってきて、俯いて目をギュッと閉じた。