身代わりとして隣国の王弟殿下に嫁いだら、即バレしたのに処刑どころか溺愛されています

「もし受けていただけるのなら、少しでも信憑性を持たせるための設定を考えてあります。
ソフィア様は、数日前、高熱を出されて記憶が曖昧な部分があるとします。多少、わからないことがあっても大丈夫でしょう」

そんなわけあるか!!
多少ってなによ!!なにもわかってないっていうの!!


「無理があるわ!!」

「それから、猶予のあるうちは、おそらく城内に留まるだけになるので、礼儀作法やダンス等、特訓をします」

それ、突貫工事的なやつじゃん。
って、それより……

「ダンス!?」

礼儀作法はわかるけど、ダンスって……
瞬時に、プリンセス系の映画が頭を過ぎる。

もしかしなくても、アレだよね?あのルンタッタルンタッタって、男女が手を取り合って三拍子にのって……

「あとは、国の歴史や地理ぐらいは……」

「2週間じゃ無理」

「そこはやるしかありません!!」

そう簡単に言ってくれるな……自慢じゃないけど、声楽以外の能力は人並かそのちょっと下だと思う。