「こんなことなら、早々に帰っていくサンザラ国王を、無理にでも足止めしておけばよかったか?」
「い、いや、それは……」
「まあ、国王がいないのは、今夜に限っては幸いだったな」
どういうことだ?と、クラリッサが顔を上げた。
「国王の横槍がない方が、話が早い。陛下、この処理は俺に任せてもらっても?」
エリオットが〝ああ〟とにこやかに頷くと、エディが話しはじめた。
「このまま、この本物のサーヤをおいて、ニセモノを連れ帰るのなら、今回のことはなかったことにしてもいい。もちろん、エリオット陛下をはじめイリアム側は、今回のことをなにも知らないとしよう。ああ、サンザラも、なにもなかったという認識でかまわない」
ニセモノを連れ帰るって……
つまりエディは、この首筋の噛み跡を公衆の面前で付けることで、婚儀の場にいたのは私であり、私が本物のソフィア王女だと示したってことか……
その上で、本物であるはずのソフィア王女は、噛み跡がないことを理由にニセモノだとして、そのまま連れて帰れと……
さらに、大人しくそれに従えば、この暴挙をなかったことにすると言っている。
「い、いや、それは……」
「まあ、国王がいないのは、今夜に限っては幸いだったな」
どういうことだ?と、クラリッサが顔を上げた。
「国王の横槍がない方が、話が早い。陛下、この処理は俺に任せてもらっても?」
エリオットが〝ああ〟とにこやかに頷くと、エディが話しはじめた。
「このまま、この本物のサーヤをおいて、ニセモノを連れ帰るのなら、今回のことはなかったことにしてもいい。もちろん、エリオット陛下をはじめイリアム側は、今回のことをなにも知らないとしよう。ああ、サンザラも、なにもなかったという認識でかまわない」
ニセモノを連れ帰るって……
つまりエディは、この首筋の噛み跡を公衆の面前で付けることで、婚儀の場にいたのは私であり、私が本物のソフィア王女だと示したってことか……
その上で、本物であるはずのソフィア王女は、噛み跡がないことを理由にニセモノだとして、そのまま連れて帰れと……
さらに、大人しくそれに従えば、この暴挙をなかったことにすると言っている。



