「エドワード様。そのような跡は、どこにも見受けられません」
ポリーの報告に頷いたエディは、再びこちらに向き直った。
「さて、どういうことだろうか?」
まるで獲物をいたぶるように、意地悪くニヤリとするエディ。もちろん、ザンザラの人間は誰もなにも答えられない。
「どういうことなのか?サンザラ王国は、我が弟にニセの王女をあてがおうとしたのか?」
エリオットの言葉に、イアンが身を震わせた。
ニセモノと本物が無事に入れ替われば、なんの問題もないと楽観的に考えていた彼にも、事の大きさがわかってきたようだ。
このとんでもない企みが、陛下であるエリオットに知られた以上、国と国との問題に発展しかねない、危うい状況だ。友好関係を築くどころか、イリアムはサンザラを見捨てるか侵略するかもしれない。
「それとも……サンザラの国王が、王女を溺愛しているのは有名なこと。手放すのが惜しくなって、こちらへはニセモノを寄越そうと、婚儀の後に入れ替えたのだろうか?」
「そ、そのようなことは……」
しどろもどろになるイアンに、それ以上弁明できるはずもない。理由はどうあれ、王女を入れ換えたのは事実だから。
その狼狽えぶりだけでも、その通りだと言っているようなものだと、冷静なイリアム側の全員が思ってるかもしれない。
ポリーの報告に頷いたエディは、再びこちらに向き直った。
「さて、どういうことだろうか?」
まるで獲物をいたぶるように、意地悪くニヤリとするエディ。もちろん、ザンザラの人間は誰もなにも答えられない。
「どういうことなのか?サンザラ王国は、我が弟にニセの王女をあてがおうとしたのか?」
エリオットの言葉に、イアンが身を震わせた。
ニセモノと本物が無事に入れ替われば、なんの問題もないと楽観的に考えていた彼にも、事の大きさがわかってきたようだ。
このとんでもない企みが、陛下であるエリオットに知られた以上、国と国との問題に発展しかねない、危うい状況だ。友好関係を築くどころか、イリアムはサンザラを見捨てるか侵略するかもしれない。
「それとも……サンザラの国王が、王女を溺愛しているのは有名なこと。手放すのが惜しくなって、こちらへはニセモノを寄越そうと、婚儀の後に入れ替えたのだろうか?」
「そ、そのようなことは……」
しどろもどろになるイアンに、それ以上弁明できるはずもない。理由はどうあれ、王女を入れ換えたのは事実だから。
その狼狽えぶりだけでも、その通りだと言っているようなものだと、冷静なイリアム側の全員が思ってるかもしれない。



