「さや香様、着替えを」
急かすクラリッサに、小さく息を吐きながら従う。エメラルドグリーンのドレスを脱いで渡されたのは、もちろんドレスなんかじゃなくて、ダーラやクラリッサが身に纏っているような、侍女用の服だった。
これを着て、侍女になりきってここを出るってわけね。
素早く着替えを済ませると、クラリッサに手伝ってもらいながら、豪華に結われた髪を解いて、目立たない髪型に直していく。その手つきが荒々しいことに、彼女の思いが現れているようで気分が悪い。
「ダーラ、ありがとう。もういいわ。エドワード様を……エディを待たせるわけにはいきません。寝室へまいります」
鏡越しに、ソフィア王女の横顔を見れば、その頬はわずかに桃色に染まっている。
そうか……ソフィア王女はこの結婚に前向きなのね。その表情は、初夜に対する覚悟なんかじゃなくて、まるで恋する女の子のようだもの。きっと彼女、エディに一目惚れしたんだろうなあ。だって、彼はかっこいいから。
メイクを落としながら、寝室の扉がパタリと閉まるのを見つめた。私の役割は、もうこれで本当に終わりなんだ……
急かすクラリッサに、小さく息を吐きながら従う。エメラルドグリーンのドレスを脱いで渡されたのは、もちろんドレスなんかじゃなくて、ダーラやクラリッサが身に纏っているような、侍女用の服だった。
これを着て、侍女になりきってここを出るってわけね。
素早く着替えを済ませると、クラリッサに手伝ってもらいながら、豪華に結われた髪を解いて、目立たない髪型に直していく。その手つきが荒々しいことに、彼女の思いが現れているようで気分が悪い。
「ダーラ、ありがとう。もういいわ。エドワード様を……エディを待たせるわけにはいきません。寝室へまいります」
鏡越しに、ソフィア王女の横顔を見れば、その頬はわずかに桃色に染まっている。
そうか……ソフィア王女はこの結婚に前向きなのね。その表情は、初夜に対する覚悟なんかじゃなくて、まるで恋する女の子のようだもの。きっと彼女、エディに一目惚れしたんだろうなあ。だって、彼はかっこいいから。
メイクを落としながら、寝室の扉がパタリと閉まるのを見つめた。私の役割は、もうこれで本当に終わりなんだ……



