身代わりとして隣国の王弟殿下に嫁いだら、即バレしたのに処刑どころか溺愛されています

晩餐会の前に、お色直しをすることになっているため、バルコニーを後にすると、ポリーと共に一旦控え室に下がった。


ポリー以外の侍女達にも手伝ってもらいながら着せられたのは、エメラルドグリーンのドレス。ちなみに、今はじめて見せられたものだ。

「綺麗……」

まるで、エディの瞳のようなドレスに、いろいろな想いが溢れて、なにも言えなくなってしまう。


「こちらは、エドワード様ご自身の指示で作らせたドレスなんですよ。生地選びからデザインまで、ずいぶん拘られたようです。なんとか間に合わせようと、優れた針子を何人も呼び寄せたんですよ」


いつの間に……
忙しいエディが、そこまでしてくれてたなんて、全く知らなかった。

確かに、いくつかドレスを作るからって、来たばかりの頃にサイズを測られたけど、まさかエディがこんな素敵なドレスを作ってくれたなんて……
潤みそうになる目に、ぐっと力を込めた。


「ご自分の瞳の色を選ぶなんて、ソフィア様は愛されてますね」


〝きゃあ!!〟と小さく色めく侍女達に、苦笑をもらす。
この調子だと、夫婦仲の良さは本来の目的である招待客だけでなく、この城中にも広まっているはず。