聖堂の中には、思ったよりも多くの人が集められていた。
最前列に座るエリオットとグロリアは、終始笑みを浮かべて見つめてくる。2人の間に座る王子と王女も、私と目が合うと可愛らしく手を振ってくれた。
ここに陛下がいるということは……
チラリと、同じく隣の列の最前席に座る男性と女性に目を向けた。こちらがおそらく、サンザラの国王夫妻なのだろう。この人達がどういう目で私を見ているのか……なんだか怖くて、すぐさま視線を逸らした。
神様の前で、嘘の誓いを立ててもよいのだろうか……
戸惑う私に対して、エディは堂々としたものだ。彼に恥はかかせられないという一心で、私もや役目を果たす。
残るは、誓いの口付け。
向かい合わせになって、エディと目を合わせる。
誓いのキスを装った、別れのキスとでもいうのかな。顔を近付けてくるエディを見つめてから、そっと瞼を閉じようとしたその時。エディがニヤリとした。
なにか、企んでる?
そう思っても、ここで騒ぐわけにもいかず、グッと我慢する。
「愛してるよ、サーヤ」
そう小声で囁いたエディの口付けは、私の唇には……落ちてこなかった。
最前列に座るエリオットとグロリアは、終始笑みを浮かべて見つめてくる。2人の間に座る王子と王女も、私と目が合うと可愛らしく手を振ってくれた。
ここに陛下がいるということは……
チラリと、同じく隣の列の最前席に座る男性と女性に目を向けた。こちらがおそらく、サンザラの国王夫妻なのだろう。この人達がどういう目で私を見ているのか……なんだか怖くて、すぐさま視線を逸らした。
神様の前で、嘘の誓いを立ててもよいのだろうか……
戸惑う私に対して、エディは堂々としたものだ。彼に恥はかかせられないという一心で、私もや役目を果たす。
残るは、誓いの口付け。
向かい合わせになって、エディと目を合わせる。
誓いのキスを装った、別れのキスとでもいうのかな。顔を近付けてくるエディを見つめてから、そっと瞼を閉じようとしたその時。エディがニヤリとした。
なにか、企んでる?
そう思っても、ここで騒ぐわけにもいかず、グッと我慢する。
「愛してるよ、サーヤ」
そう小声で囁いたエディの口付けは、私の唇には……落ちてこなかった。



