身代わりとして隣国の王弟殿下に嫁いだら、即バレしたのに処刑どころか溺愛されています

「サーヤ、今日も疲れただろ?そろそろ寝るぞ」

ハッとして見れば、エディは布団を捲って待っていた。

「い、一緒に、寝る、の?」

「なにを言ってる。あたりまえだ。昨夜だってそうしてた」

そんなこと言ったって、昨日は先に寝ちゃってたから、エディが同じベッドに入ったことなんて、全く知らなかったし。

「む、無理」 

途端に不満そうな顔をされるけど、無理なものは無理。

「安心しろ。手は出さないと約束する。俺にもサーヤにも、ここしか寝る場所がないんだ」


「……ぜ、絶対に、なにもしない?」

「ああ、約束する」

そ、それなら……
かなり勇気はいるけれど、そろっとベッドに近付いていく。

「じゃ、じゃあ……」

覚悟を決めて、ベッドに乗り込む。

「今はな」

「え?」

今なんて言った?

「寝るぞ」

私の反論も質問も受け付けず、サッと腕を引いて引きずり込むと、エディは背後からギュッと私を抱きしめた。そのまま私の首筋に顔を埋めてくるから、もうプチパニックだ。