近付いてくるのが、肉食動物だったら……
ギギギと音が鳴りそうなぐらいぎこちなく、捻っていた首をもどして、森の方へ目を向けた。
その恐ろしい姿を捉えて、あまりの衝撃に目を見開いたまま固まった。
「い、犬……じゃないよね?」
途端に不機嫌そうにジロリと睨まれた気がして、背中に冷たい汗が伝っていく。
漆黒の艶やかな毛に、陽の光を受けて宝石のような煌めきを見せるエメラルドグリーンの鋭い瞳。それはこの世のものとは思えないぐらい美しくて、恐怖で凍りつきながらも〝綺麗〟と感動する自分がいた。
少し離れているけれど、かなり大きいことはわかる。全長2メートルちかくあるんじゃない?襲われたらひとたまりもなさそうだ。
「狼?」
小さな呟きを確実に拾ったのか、まるで正解だとでも言うように、その美しい瞳を瞬かせた。そのまま、ゆっくりゆっくり近付いてくる。
恐怖で固まってるんじゃない。あまりの美しさに、目を逸らせなくなっていた。
ギギギと音が鳴りそうなぐらいぎこちなく、捻っていた首をもどして、森の方へ目を向けた。
その恐ろしい姿を捉えて、あまりの衝撃に目を見開いたまま固まった。
「い、犬……じゃないよね?」
途端に不機嫌そうにジロリと睨まれた気がして、背中に冷たい汗が伝っていく。
漆黒の艶やかな毛に、陽の光を受けて宝石のような煌めきを見せるエメラルドグリーンの鋭い瞳。それはこの世のものとは思えないぐらい美しくて、恐怖で凍りつきながらも〝綺麗〟と感動する自分がいた。
少し離れているけれど、かなり大きいことはわかる。全長2メートルちかくあるんじゃない?襲われたらひとたまりもなさそうだ。
「狼?」
小さな呟きを確実に拾ったのか、まるで正解だとでも言うように、その美しい瞳を瞬かせた。そのまま、ゆっくりゆっくり近付いてくる。
恐怖で固まってるんじゃない。あまりの美しさに、目を逸らせなくなっていた。



