身代わりとして隣国の王弟殿下に嫁いだら、即バレしたのに処刑どころか溺愛されています

1日の予定がなくなると、この城内での私の役割は、積極的に探してみても見つからない。孤児院の訪問は、クラリッサが許してくれないし。

王女という立場で、掃除や洗濯なんてさせてもらえるはずもなく、誰かと気軽に会うなんていう突発的な予定なんて、入るはずもない。そもそも知ってる相手がほぼいないのだから。

こうなってくると、私ってよそ者でしかなくて、必要とされていないんだって思ってしまう。
これがもし、本物のソフィア王女だったらどうなっていたのだろうか?拙い想像を巡らせてみる。

読書でもした?なぜか私も言葉は通じるし、文字も読めるみたいだってわかっているけれど、難しい本しかないみたいで、読む気がしない。

じゃあ、お茶会でもしてた?詳しくは知らないけど、貴族のご令嬢とかって、客を招いて優雅にお茶してなかったっけ?まあ、私に声がかかることもないだろうし、まして自らお茶会を開くこともできない。

あとは、王都でお買い物とか?気にはなるけど、お金もないし、クラリッサに止められそう。

きっと、本物のソフィア王女なら、今の私みたいにすることもなく、ボーッと過ごすなんてしないんだろうなあ。