身代わりとして隣国の王弟殿下に嫁いだら、即バレしたのに処刑どころか溺愛されています

「スケジュールの調整は、サンザラ側はイアン様が窓口になっています。少しでも先延ばしにできるよう、取り計らっているはずです」


まあ、そうだろうけど……楽観的な彼に、イリアムの人間に対してどこまで強く出られるか……
無理だな。エディのようなやり手が相手なら、手も足も出せなさそう。



これは……聞いてもいいのだろうか?
サンザラ側は、私とエディか通じているなんて、思ってもいないだろうし、今朝探りを入れてきたのはダーラの方だし。


「ダーラ、万が一だけどね、本物のソフィア様か見つからなくて、私がこのまま結婚することになったら……その……本物の夫婦生活をしなきゃいけないの?」


直接的な言葉を口にする勇気なんて、あるわけがない。元の世界でだって、恋愛なんてまだ見向きもしてなかったんだから。それを超えて、夫婦生活だなんて……


「それは……」

言い淀むダーラの姿に、ゴクリと喉を鳴らす。
お願い。その時は、事実を打ち明けると言って……