「そういえば、それ、もしかして彩佳からか?」
私の着ている部屋着を指す東堂さんにうなずく。
「はい。お詫びだって、何着も送られてきて……電話でこんなに受け取れないとは話したんですけど、押し切られちゃって。でもこれ、とても着心地がいいので気に入ってます」
彩佳さんが大量に送ってきてくれたのは、人気ブランドのルームウェア。
もこもことした肌触りが気持ちよくて、最近ではほぼ毎日使わせてもらっている。
送られてきた大きな段ボールに入っていたのは、もこもこした生地の春秋用のパーカーやカーディガンとショートパンツ、もちもちした感触のロンTと半袖Tシャツと、Tシャツワンピ。それに、膝上まである靴下。
それぞれが数着ずつ入っていた段ボールは、古紙としてゴミ捨て場に出せるサイズに折りたたむのに苦労するほどだった。
「言われてみれば彩佳はいつも家ではこんなのを着てたかもな」
私の着ているパーカーを触りながら言う東堂さんに笑みをこぼす。
「私の部屋着をダサいって言ってたから、きっと気にして送ってくれたんだと思います。気が回る方ですよね」
着心地は抜群だし、基本的に白プラス、パステルカラーという色合いもデザインも気に入っている。
ただ……。
「本当にたくさん送ってくださってクローゼットに入りきらないので、衣装ケースひとつ買おうかなって思ってます」
「ああ、それなら溢れてる分は俺が持って帰る。どうせ、ひなたが泊まった時用の服を準備するつもりでいたしちょうどいい」



