可愛く駆けていくチェリーを見送ると、部屋にはドリーと2人っきりになった。
「ねえ、ドリー……」
「なんだ?」
「この水晶の占いが、外れないっていうのは……?」
「言葉通りだね」
そんな簡単に言われても……
「じゃあ聞くが、これまでに水晶の見せたことが、外れたことはあったか?」
大小いくつかの未来を見せられてきたけれど、確かに外れたことは一度もない。
けれど、それが根拠になるというのだろうか?
不安と疑問は尽きないけれど、なぜかドリーの言葉はストンと入ってくる。
「そういうことだ。それより、なかなかよい調子じゃないか。これからが楽しみだ」
その後宿を訪れたのは、宿泊客が1組と、食事に来た客が7人のみ。なかなかに緩い経営だ。
「ねえ、ドリー……」
「なんだ?」
「この水晶の占いが、外れないっていうのは……?」
「言葉通りだね」
そんな簡単に言われても……
「じゃあ聞くが、これまでに水晶の見せたことが、外れたことはあったか?」
大小いくつかの未来を見せられてきたけれど、確かに外れたことは一度もない。
けれど、それが根拠になるというのだろうか?
不安と疑問は尽きないけれど、なぜかドリーの言葉はストンと入ってくる。
「そういうことだ。それより、なかなかよい調子じゃないか。これからが楽しみだ」
その後宿を訪れたのは、宿泊客が1組と、食事に来た客が7人のみ。なかなかに緩い経営だ。



