「ははは。ルーはキッチン周りはうろつかないさ。あいつは賢いから、善悪の判断はきっちりつく。ライラが見たのは、グノーかもしれんな」
「グノー?グノーって、なにの獣人なの?」
「それは言えん。わしもやつには嫌われたくないからな。本人から姿を見せるまで、気長に待つのみ。なあに。そんなふうに一瞬とはいえ視界に捉えられたのなら、姿を見せるのも時間の問題だ」
カウンターにもどってみれば、チェリーが出勤していた。既に人の姿で。
「ライラ!!おはよう」
「おはよう、チェリー」
顔を合わせた途端にピョンピョンし出したチェリーは、今日も可愛い。
ドリーによれば、私より6歳上の24歳らしい。とても信じられないけれど。この可愛さはチェリーだからなのか、ウサギだからなのか。
「グノー?グノーって、なにの獣人なの?」
「それは言えん。わしもやつには嫌われたくないからな。本人から姿を見せるまで、気長に待つのみ。なあに。そんなふうに一瞬とはいえ視界に捉えられたのなら、姿を見せるのも時間の問題だ」
カウンターにもどってみれば、チェリーが出勤していた。既に人の姿で。
「ライラ!!おはよう」
「おはよう、チェリー」
顔を合わせた途端にピョンピョンし出したチェリーは、今日も可愛い。
ドリーによれば、私より6歳上の24歳らしい。とても信じられないけれど。この可愛さはチェリーだからなのか、ウサギだからなのか。



