一歩中に足を踏み入れてみると、だだっ広い空間が広がっていた。数組の机と椅子が並べてあり、どうやら食堂のようだった。
「いらっしゃい」
声をかけてきたのは、奥にあるカウンターの中にいたお婆さんだった。
「あ、あの。私、ハロルドにここを紹介してもらって……」
「ハロルド!!」
声を上げたのは、私を中へ案内してくれた女性だった。ハロルドの名前に大袈裟なほど反応した。
ということは、もしかして彼女は……
「ハロルドの奥さんの、ウサギっ子!!」
思わず失礼な言い方をするも、彼女は気にする様子もなく、「そうそう」なんて頷いている。
「私、チェリーっていうの!!」
興奮してピョンピョン跳ねる様なんて、ウサギそのものだ。正直、すごく可愛い。
その小柄なところも、色白なところも、とにかく可愛い。人妻なんて、言われなきゃわからないぐらいとにかく可愛い。
〝チェリーっていうの〟なんて、言い回しも可愛い。
ハロルドが種族を超えて結婚したのも、納得だ。
彼女自身の可愛さと、脳内で再生されるウサギの可愛さに、一人身悶えていた。
「いらっしゃい」
声をかけてきたのは、奥にあるカウンターの中にいたお婆さんだった。
「あ、あの。私、ハロルドにここを紹介してもらって……」
「ハロルド!!」
声を上げたのは、私を中へ案内してくれた女性だった。ハロルドの名前に大袈裟なほど反応した。
ということは、もしかして彼女は……
「ハロルドの奥さんの、ウサギっ子!!」
思わず失礼な言い方をするも、彼女は気にする様子もなく、「そうそう」なんて頷いている。
「私、チェリーっていうの!!」
興奮してピョンピョン跳ねる様なんて、ウサギそのものだ。正直、すごく可愛い。
その小柄なところも、色白なところも、とにかく可愛い。人妻なんて、言われなきゃわからないぐらいとにかく可愛い。
〝チェリーっていうの〟なんて、言い回しも可愛い。
ハロルドが種族を超えて結婚したのも、納得だ。
彼女自身の可愛さと、脳内で再生されるウサギの可愛さに、一人身悶えていた。



