婚約破棄されたので、森の奥で占いお宿をはじめます。

「あら、ライラ。呼んだかしら?」

魔女は地獄耳なのかしら?
どこにいたのか、突然ミランダが現れた。

「一緒に、休憩でもどうかと思って」

「まあ、嬉しい。あら、ルーカス様、どこへ行くのかしら?」

こっそり逃げようと後ずさるルーカスの首元を、真っ赤な爪がよく似合うミランダの色白な手が掴む。


「あら、こちらも」

その隙に逃げようとしたアルフレッドも、もちろん同様だ。


「グノー、私にもココアをくださる?」









森のお宿は、やっぱり今日も賑やかです。