婚約破棄されたので、森の奥で占いお宿をはじめます。

「◯月◯日、及び△日、及び……」



今度は、複数の日付が挙げられていく。

私の記憶が正しければ、ヴァネッサやその取り巻きの開いたお茶会に招待された日のはず。
なにかありそうだとかまえていたから、覚えている。

けれど、その時はなにも起こらなくて……


まさか、こうくるとは思ってなかった。



「いずれの日も、花街にて、複数の男性と戯れるセシリア嬢の目撃多数。かかわった庶民の男らの証言も……」


もともと険しい顔をしていたアルフレッドの表情が、ますます歪んでいく。

今の彼からは、恋人に裏切られた哀しみ、憎しみ、そんな感情しか読み取れない。