「ド、ドリー。なんとかしてよ」
半泣きになりながら、ドリーに助けを求めた。
「落ち着け、カエルの王子」
〝カエル〟に反応したルーカスが、ジロリとドリーを見る。
「俺は落ち着いている」
「とりあえず、ライラを離してやりな。ここでライラに口付けしても、カエルの魔法は解けんぞ」
「なんだって!?」
一応、手は離してくれたけど……
ていうか、無理やり口付けするつもりだったの!?
「ライラは俺の番なのに……」
ぐちぐちこぼしながら、ルーカスは私の手を引いてドリーの座る向いに腰を下ろした。もちろん、私を隣に座らせて。
「ライラは俺の番だぞ」
「違うから!!」
私達の正反対で噛み合わない言葉を、ドリーがおもしろそうに聞いている。
半泣きになりながら、ドリーに助けを求めた。
「落ち着け、カエルの王子」
〝カエル〟に反応したルーカスが、ジロリとドリーを見る。
「俺は落ち着いている」
「とりあえず、ライラを離してやりな。ここでライラに口付けしても、カエルの魔法は解けんぞ」
「なんだって!?」
一応、手は離してくれたけど……
ていうか、無理やり口付けするつもりだったの!?
「ライラは俺の番なのに……」
ぐちぐちこぼしながら、ルーカスは私の手を引いてドリーの座る向いに腰を下ろした。もちろん、私を隣に座らせて。
「ライラは俺の番だぞ」
「違うから!!」
私達の正反対で噛み合わない言葉を、ドリーがおもしろそうに聞いている。



