「乃愛は? いくつくらいまでに結婚したい?」 「わ、私……? うん、いつかは出来たらいいなと思ってるけど……」 「そっかー、俺は早い方がいいんだけどなー」 なんだかこの流れ、まるで私と凪くんが結婚でもするみたいじゃない? 「そ、そうなんだ」 なんて相槌を打っていいかもわからなくて曖昧に言うと凪くんは私を見て、ふふっと笑っていた。 ご飯を食べ終え、私が洗い物をはじめると。 「俺も手伝うよ」 「いいよっ、凪くんはゆっくりしてて」 「なんだよー。俺だってやりたいのに」