それから、執事に車を持って来させて、莉乃を乗っけて俺と2人で帰った。

 湊達はというと、うざったらしいしなにか荒れていたのでおいてくることにした。

 まぁ男兄弟だし痛くも痒くもないだろう。

「ふぁあっ……ぷりんっ……おいちっ……へへっ……」

「っ……」

 いま、横抱きにしているが、あまりにも可愛いことをいう。

 莉乃の夢の中に入りたいぐらいだ。

 こうなんで無自覚なのだろう……。

 これほど美少女だというのに、無自覚……。

 だから心配されんだよ……。