「っ!なにしてんだ周!」

「あっ……蓮達……」
 
 邪魔が入ったな……。

「莉乃……いま、キスされたよな?大丈夫か?莉乃!」

 カァァァァと顔が赤くなり、同様して顔を隠している莉乃には、もうなにも通じないらしい。

「周!!お前っ!な、なに笑ってんだよ!」

 やばい、頬が緩まる……。

 どうしよ、ニヤける……。

 でも、許して。仕方ないんだ、こんなに可愛くて8年間思い続けてきた莉乃が、いま自分のものになったんだから……。