シャワーを浴びながら、これからどうしようか考えている。

『じゃあ僕が——になったら、お嫁にしてあげる』

『本当?』

『うん、2人だけの約束、じゃあ誓いのキスする?』

『へっ?』

『……引っ越ししても、ずっと一緒だよ』


 カァァァァ!!

 な、なにいまのっ……!!

 あ、れはっ……“ベージュ色の髪の毛”そして、私が恋したのは——

『莉乃、悲しい時は、僕が側にいてあげる。だから、泣かないで』

 私がずっと、小さい頃から思っていたのは……。