『お父さんが、私のせいで死んじゃった……』

 シーンとなった空間。そこに、蓮が近寄って莉乃にこう言った。

『俺達は、残念なことに死んではないけど、母さんがいなくなったんだよ寂しくないけどね』

 そう言って、蓮は優しく微笑んだ。

『なんで……そんなこと言うの……?例え嫌でも、自分のことを産んでくれたお母さんなんだよ……?』

『そんなこと思ったことない。でも、あの女のせいで俺達は破茶滅茶だ』

『……』

 悲しそうな顔をした少女。