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 放課後、莉乃を校舎裏に呼び出した。

「莉乃、来てくれてありがとう」

「う、うん……?」

「俺、ずっと莉乃が好きだった。付き合ってください」

「!!!!!!」

 ?、莉乃が、ビクッとした。

 なぜだろう、告白されたからではないなにかなように感じて仕方がなかった。

「あっ……え、えっと……あめく——」

「?……」

 あめく?ど、どっかで聞いたことがあるような……?

「ご、ごめんなさい!か、考えるっ……」

 顔を赤くして莉乃はどこかへ行ってしまった。

 な、なんだったんだ……?