6人のイケメン兄弟達と逆ハーレム暮らし♡

「……秘密、可愛い弟のお願い、聞けるよね……?」

 キュンッ!

「う、うん……!」

「おーい、行くよぉ〜」

「あ、はーい!」

 それから、歩き始めて数十分が経った。

「喉、乾いてきたな、暑いし、なんか飲むか」

「うん!あっ……私、お財布持ってきてない……」

「安心しろ、俺が買ってやる」

「いいの?蓮お兄ちゃん」

「ああ、もちろんだ」

「「「「「じゃあついでに〜」」」」」

「ダメだ、お前達は可愛くない弟だからな」

「あは、は……」

 可愛いとは思うけど……。

「莉乃、なにが飲みたい?」

「うーん……じゃあ、私、この緑茶で!」

「いいのか?ジュースでもいいんだぞ?」

「あ、実は、ジュースなら桃だけで、お茶が好きなんだよね」

「そうなのか、じゃあ今度たくさんお茶を買ってやろう」

「ふふっ、ありがとう」

「意外に、渋いんだな」

「よく言われますっ……」

 蓮お兄ちゃんとそんな会話を交わす中、蓮お兄ちゃんへの視線が5箇所から感じられた。

 それは、たくさんの恐ろしいほどの殺気が詰まった視線だった。

 み、みんな怖いっ……。