6人のイケメン兄弟達と逆ハーレム暮らし♡

「うん、それでいい」

 優しく頭を撫でられて、嬉しくて満面の笑みを見せた。

「えへっ……」

「莉乃、俺に空手……なにやってんだ……?」

「あっ!蓮お兄ちゃんもっ!ふふっ、いいよ、教える」

「ありがとうな、莉乃。だけど、ひとつだけ論外だ。コイツはいいだろう?」

 そう言って留くんのことを引っ張った蓮お兄ちゃん。

「えっ……?み、みんなでやろうよ……?」

「っ……あーわかったわかった」

 私が自然とうるうるした目になっていたのか、OKしてくれた蓮お兄ちゃんに、ありがとうと言いながら笑みを見せた。

 その後、樹くんと周くんと雅くんも私のところにきて、私はパジャマ姿の中、朝ごはんを少しだけ食べて、広い裏庭に出て空手を教えた。

 みんな、飲み込みが早く、それをちゃんと動きに出せているのが、ものすごくすごい。

 さすが、あの最強暴走族、knightの幹部。

「よし!みんな一回休憩」

 パンッと両手を合わせて叩き、笑みを浮かべた。

「に、しても上達が早いねぇ……すごい!」

「ありがとう、姉ちゃんの教え方が上手だからだよ」

「えへへ、それはありがとう。でも、そんなことないよ」

「あるよ、ふっ」