「わ、私……」

「ん?」

「ああああっ…………!!」

「ど、どうした!?」

 なにをしたんだろう私は……。

「だ、誰か……!死んでない!?私、殺しちゃってなにかなぁ!?」

「な、なに言ってんの?莉乃……」

「わ、私、雪月花の総長!お父さんを殺した人達に、被害を負わせた!今度こそ殺しちゃったかも……!?」

「莉乃!!」

「留っくん……」

「……莉乃、いま警察が来る。頑張ったね」

 優しく頭を撫でてくれた留くん。