「僕だよねっ……?莉乃……」

 っ……!!そんな可愛い捨てられた子犬みたいな顔されたらっ……!!

「じゃ、じゃあみな——」

「姉ちゃん、俺を見捨てるの……?」

「っ!!!」

 ど、どうすればいいのっ……!?

「莉乃〜ほら、プリンあげる、おいで」

「えっ!本当?留くん!」

「本当だよ」

「えへへ、じゃあ留くんのとこに行く!」

 すっかりプリンに釣られたなぁと思いながらも、留くんの膝の上に行った。

「はい、秘密兵器のプリン」

「わーい!ありがとう!」

 7人でベッドの上に座って、いまのやりとりをしていた。

 テレビはベッドからちょうど観れる位置に置いてあり、めちゃくちゃ大きい。

 そして、7人が余裕を持って座れるほど、ベッドも広い。