「莉乃、だめじゃないか雅なんかの膝の上にいたら」

「れ、蓮お兄ちゃんっ……」

 最終的に蓮お兄ちゃんの腕に閉じ込められた。

 それにしても、ぱ、パジャマカッコいいなぁ……みんな。

 髪が少し濡れていて、色気が増している。

 そんな姿にドキドキしてしまう私。

「じゃあ今日は莉乃の部屋で映画を見るってことで集まったけど、莉乃、誰の膝で映画みたい?」

「もちろん俺だよな」

「僕だよね」

「俺だよね」

「俺だよな」

「当然俺だよね」

「俺にしてくれるよね?」

「ええっ……!?」

 ま、まさかこんなことになるなんて……!!