「こら結乃！！なにやってるのよ！私が鈴に怒られるじゃない！」

「あ！いつちゃん……！！ごめんごめん」

「そういえば、なんでここに？」

「あ、学校の構造がなんちゃらで、学校いま休みなの！それで、この、親友の韡月ちゃん、通称いつちゃんとお洋服を買いに……」

「へぇ……！！あ、鈴くんは？」

「あ！なんか、暴走族がなんちゃらで行かなきゃいけないらしくて……私が関わるなんちゃら〜とか……」

「あはは……話が入ってないんだね……」

「うん！」

　な、なんか天然……？

　ふふっ、でも小動物が戯れあってるみたいで可愛いわ。

「あら？あなた朧様？」

「はい、二階堂朧です。あなたは、韡月様……？」

「まぁ、奇遇。ライバル社のご令嬢様に会うなんて」

「こちらこそですわ」

「……まぁ、あの、友達になりません？」

「えっ……？いいんですか……？」

「ふふっ、実は私も、友達は結乃だけですの、それも秘密の。あなたも同じようなものでしょう？」

「ううっ……はい……」

「だから、秘密の友達第二号です」