「俺等だって暇じゃねぇんだよ。毎回探す身にもなってみろ」


「でも、必ず助けてくれるでしょ?」



毎回私を助けてくれるのは、和と湊。



「和と湊が絶対来てくれるって分かってるから、全然怖くないんだ。二人ならどこに居ても見つけてくれるって信じてるから」



連れ去られても、正直怖くない。
絶対、必ず来てくれるって分かってるから。



「いつもありがと。大好き!」



満面の笑みで言った。

二人は吃驚顔。
段々と赤く染まる。



「不意打ちはズルいって…」

「……クソッ、」



なんだ?なんだ?
小さすぎて声が聞こえないぞ!



「言いたいことがあるなら大きな声で!さん!ハイ!」

「「黙ってろ」」



ええ!?なんで!?
ちょっと怒ってるのなんで!?