「じゃあね、僕のかわいー彼女」

「バイバイ、頑張れよ」

 そう言って優しく頭を撫でてあげれば、カァッと頬を赤らめた広樹がかわいくて仕方がなかった。

「っ……」

 普段からかわいいって言ってくれるのは嬉しいけれど、広樹の方が実は全然かわいい。

「あー!!友希〜!!」

「来」

「おはっ」

「おはよ」

 いつものように親友におはようと挨拶をした。