・ ・ ・ 「……藤沢くん!」 「三橋さん、久しぶり」 真っ白な世界。つめたい波の音。海の風、降り積もる雪。 3年間いちども、私の雪は溶けなかったよ。きみも、同じだったらいいな。 真っ白な雪の中で、すこし大人になったきみが振り向いた。 眉を下げて、頬を緩めて。 やさしくわらう顔が、あの日とおなじだった。 -Fin.-