「そうか」
グレンは安堵するように小さく笑った。ルネリアが驚くと、彼はすぐに気難しい顔に戻り、パンを睨み始める。
「まぁ、あれだ。食べたいものがあれば言え。食事を作る前なら聞いてやれないこともない、それと、食事が終わったら俺は仕事に出る。後で掃除を行う場所を発表するからな。とても多いぞ」
「はい」
ルネリアが返事をすると、グレンは「分かったなら食え」と短く言って食事を再開する。ルネリアも後に続き、温かいスープを飲みながら、これからの仕事について思いを馳せていた。
◆
ルネリアがメアロード家に訪れ、五日が経過した頃。



