と思えば、その家の子供達がドッチボールをしており、そのボールが思い切り俺の方へ飛んできた。 ボールを軽々と取ると、子供達に返してあげた。 「ありがとう!」 と微笑まれて、思わず頰が緩んだ。 俺、こんな事だけで嬉しいんだなぁ……。 自分が怖いぐらいに変わったと思う。 あー会いたい、先輩に会いたくて仕方がない。 なにをしてるんだろうな、先輩は……。