そりゃ、ケーキを食べる口実になるのは嬉しいけどさ。 「そういう優里はどうなのよ?」 「私は今年も家でクリパかな」 何でもない風にサラッとそう話した優里を、私と千咲はニヤニヤと見る。 優里には生まれたときからずっと一緒の幼馴染みの男友達がいて、家族ぐるみで仲が良いからそのクリパも一緒にやるらしいのだ。 私たちからしたら優里が彼のことを意識しているのは丸わかりなのに、照れくさいのか否定し続けている。 「そっか〜、良かったねえ。千咲は?」 「私はヒロキと学校終わりに会うよ」