「お待たせしてすみません」
職員室へと行くと隣の会議室にいると教えてもらい、ドアをノックして中に入る。
すると、生徒会の顧問の先生をはじめ、明日の生徒総会に関わる先生方が数人、長机を囲んで座っていた。
わたしの後からも数人先生が会議室に集まってきて、全員が揃ってから最終確認の打ち合わせが始まった。
これまでも何度か打ち合わせを重ねてきていたため、時間的には30分程度で終わった。
「お疲れ、綾瀬」
「藤ヶ谷くんこそ、お疲れ様」
「まだアイツら残ってるかな?」
「終わったら帰ってもいいって伝えておいたから、もう帰ってるかも」
そんなたわいのない話をしながら、最終確認のために体育館へと向かった。



