確かに後輩も入ってきて、島元くんは指導しなければいけない立場になった。
これまでは、自分に任された仕事はしっかりこなしている姿に免じて許していたけど……
穂乃実ちゃんのことを考えると、このまま放って置くわけにはいかない。
「そうだね。 絢ちゃんの言う通りだよ、島元くん。 島元くんのプライベートは自由だけど、時間には遅れないようにして欲しいな」
「……はい、すみません」
「明日からはちゃんとしなさいよ!?」
「……あぁ」
わたしには素直なのに、絢ちゃんには素直になれない島元くん。
やっぱり、応援したくなっちゃうな、この2人。
「ごめん、滝。 どこまで進んだ?」
「えっと今は……」
島元くんは優しい人。
穂乃実ちゃんと島元くんは、いい先輩後輩に見える。
そんな2人の姿をなんとも言えない表情で見つめる絢ちゃん。



