子犬系男子の甘い溺愛が止まらない




再度チャイムが校内中に鳴り響き、後半が始まった。


そのチャイムの鳴り終わりとすれ違いに、わたしのお腹がグゥーっと音を鳴らす。



「お腹すきました?」


「あはは、うん……聞こえちゃった?」



結構立派なお腹の虫が鳴いてしまったみたいで、ちょっと恥ずかしい。



「じゃあ僕たちのお店来てくださいよ!」


「えっと、たこ焼き屋さんだっけ?」



確か、結衣と悠太がそう言っていた。



「そうですよーっ!あ、そういえば結衣ちゃんと悠太くんも来てくれましたよ!綾瀬会長のところにも来てました?」


「うん、央翔お兄ちゃんのところにも行くって嬉しそうにしてたよ? 2人のこと誘ってくれてありがとう」


「……っ、ずるい、先輩」



わたしはお礼を言っただけなのに、何故か頬を赤らめているように見える天馬くん。


何か呟いた天馬くんに、どうしたの?と顔を覗き込むと、「見ないでください」と止められた。