子犬系男子の甘い溺愛が止まらない




「失礼します。よろしくお願いします」



いつも通り挨拶をして、用意されている席に着いた。


生徒会で決定した内容をまとめた書類を渡して、説明する。



「うん、いいんじゃないかな」


「さすが綾瀬さん率いる生徒会だね」


「っ、ありがとうございます!」



数ヶ所見直すべきところが出てきたけれど、最後には褒められてちょっぴり照れる。


これも支えてくれる生徒会メンバーみんなのおかげだと思う。


みんなに感謝しなきゃね。



「失礼しましたっ」



職員室を出て、ふぅっと一息つく。


全校生徒を目の前に話すのと先生方に囲まれて話すとでは、圧倒的に後者の方が緊張する。



「……んんっ」



緊張感が解けたからか、ズキッと頭が病んだ。


忙しすぎて、きっと疲れているのかも。


今日は早く帰って、少し早めに寝て休もう。