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ジリジリと太陽が照りつけるくらいの清々しい晴天。
まさに今日は、キャンプ日和。
「初花せんぱーいっ!」
集合場所の駅前には、もう絢ちゃんと島元くんが来ていて、わたしの姿を見つけた絢ちゃんが大きく手を振っていた。
おかげですぐに居場所がわかって助かった。
「おはよう、絢ちゃん、島元くん」
「おはようございますっ」
元気に挨拶する絢ちゃんと、軽く頭を下げた島元くん。
「見てください、初花先輩! さっき煌牙と一緒に買ってきたんですよ!」
絢ちゃんが抱えて見せてくれたのは、袋の中にたくさん入った花火。
「わぁっ、花火! すごいキャンプっぽくて良いねっ」
「ですよね! 煌牙の案なんですよ、これ」
「さすが島元くん。 準備してくれてありがとう」
「いえ、そんな」
「何照れてんの?」
「ったぁ……そんなわけねーだろ」
パシンっと響くくらい肩を叩かれた島元くんは、絢ちゃんにデコピンを返していた。



