子犬系男子の甘い溺愛が止まらない




ドキドキとする胸の鼓動を落ち着かせようとしていると、大きな音がドーンっと胸に響いてきた。


愉快な音楽に合わせて、イルカたちが入場してくる。



「さぁ、皆さんに挨拶でーす!」



そんな飼育員さんの言葉に合わせて、イルカが大きくジャンプした。



「わぁーっ」


「おぉっ」



それにはわたしたちも大興奮。


全部で20分くらいのショーだったけれど、イルカたちの圧倒的な技と、光と音のコラボレーションに魅了されて、本当にあっという間だった。


時間が過ぎるのは、楽しければ楽しいほど早い。



「天馬くん、最後にお土産屋さん寄ってもいい?」


「うん、いいですよ!」



家で待っている結衣と悠太にお土産買ってくるねと約束をしたから。