水族館にいるからなのかわからないけれど、何となくシーフード系のメニューに目がいってしまって……
「シーフードドリアにしようかな?」
迷った挙句、これに決めた。
「いいですね! じゃあ僕は、ボンゴレスパゲティにします」
無事にメニューが決まり、注文をする。
混んでいるせいか、料理が届くまで時間がかかってしまっていたけれど、天馬くんのお話が面白すぎて、時間はあっという間だった。
「んー、美味しい!」
天馬くんの言葉に大きく頷く。
ここのレストランの料理、すごく美味しい。
水族館で魚介類を食べるのはなんだか複雑な気持ち。
そうは思っても、それ以上に美味しかった。
わたしも天馬くんも満腹になって大満足。
「まだまだ楽しいのはこれからですよ!」
天馬くんがニコッと笑って指をさす。



