「……それならば厳重注意にしてやるが」
「ありがとうございます!」
「割れていないか? 今落ちただろう」
「あ、大丈夫です。もう割れてしまったので……」
帰り際に確認した時にはもう割れていた。
今朝、律くんの欠席報告を知らされて崩れた時だと思う。
「粉々なので、家に帰って捨てちゃいます……またリベンジして律くんに渡すので大丈夫です!」
「いや、それはダメだ」
会長様が私の主張を却下した。
前に食べ物は粗末にするなって言っていたし……。
「俺が預かってもいいか?」
「預かる……?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…