愛は惜しみなく与う【番外編】

なんだかんだ話していると風呂場から音が鳴る。杏が風呂上がったな。


「杏にあんまり問い詰めるなよ!」


告白内容口滑らされたら困るから!



「あーーさっぱりー入浴剤ほしいな」


そんな事を言いながら杏がリビングに入ってきた。そしてその姿を見てネジがぶっ飛ぶ。


俺の寝巻きの上の服だけを着て、頭を拭きながらでてきた


手をあげてギリギリパンツが見えないくらいの長さ。

いや、お願いだからそんな格好でウロウロしないで!


「下も履け」

「いやや、暑いもん。てかこれ借りたし。パジャマ部屋のままやったし」


それはいい。勝手に俺の服着てるのは全然いいしむしろもっと着てくれていいけど。
さすがに…生足出し過ぎ!!


今自分が着ているズボンを脱ごうとすると、やめろ変態と杏に言われた。


「お前がだろ?」


そんな格好でウロウロする方が変態だ!


「もーーなんなん。ええやん見えてないし。それともなに?照れてんの?ほれ、みるか?」


不審者おじさんみたいに裾をヒラヒラさせて笑っている杏

もう…困るな


「2人だけの時ならいいけど、ダメ。杏は俺のだ。見せるな。杏も俺だけだろ?」