愛は惜しみなく与う【番外編】

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イライラする

花江風華とかいう女

もう6年くらい前の話だ。
それで今更なにがしたいのか。


倉庫に居た女は、俺をみて笑顔になる。


でも何も感じない


ほんとに杏以外の笑った顔なんて視界にも入らないんだよ。

俺が笑ってて欲しいのは杏だから。


「ねぇねぇ、久しぶりにしようよ」


そう汚い腕を絡ませて、胸を押し付けてくる女。下品で吐き気がする

でも過去に自分がそういうことをしたから、こうなってる。


「おい、泉!杏引き返したぞ?いいのか?」


朔に言われて気づく。
一緒に来たはずの杏と響がいない。
焦りすぎて見てなかった。

くそ


「とりあえず、俺はお前に用はない。何が望みだ?」

「えー?久しぶりにしたいだけなんだけど。あとは彼女にして欲しいかな」


なるほどな


「どっちも却下だ」


腕を振り解いて倉庫の外へ出す


「部外者は入れねぇ。去れ。俺がキレる前に」


変に根性が座ってるのか、俺が睨んでも全く引かない女。でも、構うつもりもない。


そしてそのやり取りに結構時間を取られる。この辺りをうろうろされて、他のチームに見られるのも困るし。

だからといって下の奴らに送らせるのも違うし。


ほんと自分の足でさっさと帰れよと思った。けど動かない女をタクシーに突っ込んで強制的に帰らせた。